プログラム概要
1.プログラムの運営組織
1)中心となる運営組織の名称
秋田大学医学部附属病院 卒後臨床研修センター
2)人員構成
教員 21名
事務系職員 2名
3)卒後臨床研修センターの運営体制
病院管理者である秋田大学医学部附属病院長が卒後臨床研修センター長及び副センター長を任命し,センター構成員(教員)を委嘱する。センター構成員は「メンター」として数名の研修医を受け持ち,2年間を通して指導や相談に応じる。
センター長はセンター会議を定期的に開催し,臨床研修の目標の達成状況を把握・評価し,研修プログラムにあらかじめ定められた研修期間の終了の時までに,修了基準に不足している部分についての研修が行えるよう指導医に情報提供する等,すべての研修医が臨床研修の目標を達成できるよう,全研修期間を通じて研修医の指導を行うとともに,研修プログラムの調整を行う。
4)プログラム責任者等
- 秋田大学医学部附属病院卒後臨床研修プログラムA
- プログラム責任者 高橋 勉
- 副プログラム責任者 長谷川仁志
- 副プログラム責任者 後藤 隆
- 副プログラム責任者 南谷 佳弘
- 秋田大学医学部附属病院卒後臨床研修プログラムB
- プログラム責任者 高橋 勉
- 副プログラム責任者 熊谷 仁
2.臨床研修プログラム
1)プログラムの概要
秋田大学医学部附属病院卒後臨床研修プログラムA:自由選択プログラム 定員 32名
(特色)このプログラムは秋田大学医学部附属病院(以下,秋大病院)を基幹型相当大学病院として,秋田県内のほぼ全ての病院と東京医科歯科大学医学部附属病院との研修を可能にした広域連携型の研修体制を構築している。研修医の要望に応え,臨床医としての将来の進路やキャリアプランも視野に入れたテーラーメイドの研修計画を協力型臨床研修病院及び協力施設と共同で作成し,幅広い臨床研修を効率的かつ効果的に実施することが出来るプログラムである。
- 秋大病院での研修期間は8ヵ月以上とする。研修ローテーションは,研修医の希望,人数に基づいて,卒後臨床研修センターが責任を持って調整にあたる。
- 専門診療科研修は,秋大病院にある全ての診療科で受け入れ可能。将来専門領域として考慮し,後期研修で選択予定の専門診療科と必ずしも同義ではない。
- 効果的に救急研修を行うために,一定回数の休祝日・夜間勤務を行う。全科がオンコール体制にあるため,救急担当医による初期救急医療に加え,専門医による2-3次救急医療も研修できる。
- 秋大病院及び協力型臨床研修病院での救急部研修は,救急部2ヵ月と,一定回数の夜間当直をもって1ヵ月の救急研修相当とし,合わせて3ヵ月と判断する場合がある。
- 選択必修科目は外科,麻酔科,小児科,産婦人科,精神科のうちから1月単位で2科目を選択する。選択必修科目を2科目以上研修したい場合は自由選択の枠で履修できる。
- 選択必修科目「外科」には整形外科,泌尿器科,脳神経外科,心臓血管外科,小児外科,眼科,耳鼻咽喉科,皮膚科・形成外科も含まれる。
- 自由選択科目は,秋大病院(第一内科,第二内科,第三内科,老年科,腫瘍内科,第一外科,第二外科,心臓血管外科,脳神経外科,小児外科,小児科,産婦人科,精神科,整形外科,皮膚科・形成外科,泌尿器科,眼科,耳鼻咽喉科,放射線科,麻酔科,救急部,集中治療部,病理部)と協力型臨床研修病院の各診療科,地域医療,地域保健の臨床研修協力施設から1ヵ月単位で選択し研修する。
- 臨床研修協力施設の在籍期間は3ヵ月以内とする。
- 到達目標の未達成の分は選択期間を使って補完する。
研修計画の具体例
- 内科から研修開始可能(例1)。
- 専門診療科に外科,麻酔科,小児科,産婦人科,精神科を選択した場合は,その他に1-2科目を研修する(例2)。
- 専門診療科をもう1ヵ月選択することも可能(例3)。
- 救急研修は,秋大病院において2ヵ月,協力型臨床研修病院においてさらに1ヵ月行い、計3ヵ月研修することを基本とする。
- 専門診療科研修,選択必修科目の一部または全部を協力型臨床研修病院で行うことが可能。また特に専門診療科を決めずに研修することも可能(例4)。
- 研修2年目に協力型相当大学病院である東京医科歯科大学で研修することが可能(例5)。
秋田大学医学部附属病院卒後臨床研修プログラムB:小児科・産科重点プログラム 定員 5名
(特色)このプログラムは秋大病院を基幹型相当大学病院として,小児科または産婦人科医を目指す研修医に対して小児科・産科に重点をおいたプログラムである。当初の5ヵ月間は原則小児科または産婦人科から研修を開始し,ロールモデルとなる専門医師とともに働くことにより,小児科・産婦人科医に進む動機付けを行なう。なお、このプログラムはプログラムAと同様に秋田県内の基幹病院及び東京医科歯科附属病院との研修を可能にした広域連携型の研修体制であるが,特に小児科,産科,周産期センターなどの充実した病院で研修することとしている。
- 秋大病院での研修期間は8ヵ月以上とする。研修ローテーションは,研修医の希望,人数に基づいて,卒後臨床研修センターが責任を持って調整にあたる。
- 小児科・産婦人科は1分野1月以上を選択して合わせて5ヵ月とする。
- 効果的に救急研修を行うために,一定回数の休祝日・夜間勤務を行う。全科がオンコール体制にあるため,救急担当医による初期救急医療に加え,専門医による2-3次救急医療も研修できる。
- 秋大病院及び協力型臨床研修病院での救急部研修は,救急部2ヵ月と,一定回数の夜間当直をもって1ヵ月の救急研修相当とし,合わせて3ヵ月と判断する場合がある。
- 自由選択科目は,秋大病院(第一内科,第二内科,第三内科,老年科,腫瘍内科,第一外科,第二外科,心臓血管外科,脳神経外科,小児外科,小児科,産婦人科,精神科,整形外科,皮膚科・形成外科,泌尿器科,眼科,耳鼻咽喉科,放射線科,麻酔科,救急部,集中治療部,病理部)と協力型臨床研修病院の各診療科,地域医療,地域保健の臨床研修協力施設から1ヵ月単位で選択し研修する。
- 臨床研修協力施設の在籍期間は3ヵ月以内とする。
- 到達目標の未達成の分は選択期間を使って補完する。
2)臨床研修の目標
地域医療・保健・福祉の経験に基づく医師としての人格を涵養し,かつ省令で定められた臨床研修の一般目標,行動目標,経験目標を充分に修め,幅広い基本的な臨床能力を身に付け,将来の医療を担う意欲のある臨床医を育成することを目的とする。
3)研修医による臨床研修病院・施設の選択とカリキュラム作成
秋大病院卒後臨床研修センター(以下,卒後臨床研修センター)は臨床研修病院群を形成する他の協力型臨床研修病院及び研修協力施設と共同で2年間の卒後臨床研修カリキュラムを作成する。
4)共通臨床研修プログラム(通年)
- 総合診療部研修コース
指導責任者:萱場 広之(中央検査部 准教授)
【一般目標】
日常診療で遭遇する患者に対し,適切なプライマリーケアを行うために,総合診療部外来及び外来総合受付において外来診療を実践し,基本的な臨床能力(態度,技能,知識)を身に付けることを目標とする。
【行動目標】
- 迅速かつ的確に患者の病態を把握できる。
- common diseaseに適切な対応ができる。
- 各領域の専門医に適切に紹介できる。
- 献血事業研修コース
献血事業への参加を通して,輸血療法を支える献血事業の重要性を学ぶ。このコースは,他のローテート科と並行して行うため,ローテート研修に支障が出ないよう,原則月に1回程度とし,卒後臨床研修センターで日程の割り振りを行う。
指導責任者:秋田県赤十字血液センター所長
研修協力施設:秋田県赤十字血液センター
【一般目標】
適切な輸血療法を行い,善意の献血の有効な使用法を身に付け,一連の研修のみならず,生涯の糧として生かすため,医療の社会性,輸血療法や献血事業の重要性,社会性を理解し,また採血事故等の対処法,さらに献血車の皆さんへの感謝の気持ちや態度を持つことを目標とする。
【行動目標】
- 適切な問診ができる。
- 献血の可否につき判断ができる。
- 感染症のスクリーニングについて説明ができる。
- 血液センタースタッフと協力して活動ができる。
- 採血時の救急(失神,過換気症候群など)に対応できる。
- 血液製剤の種類,用法について説明できる。
- 血液型の検査,判定ができる。
- 適切に血圧の測定ができる。
- 献血の重要性について説明ができる。
- .献血者の不安に対し配慮ができる。
【評価者】
血液センター職員(指導責任者,看護師)
【評価方法】
毎回チェックリストによる評価を,卒後臨床研修センターに提出する。
- レジデントレクチャー
週1回,プライマリーケア指導プロジェクトチームによる,症例ベースのプライマリーケア特訓セミナーを実施します。
スケジュール表(PDF)