研修報告⑨ >>> 琉球大学へ行ってきました~消化器内科~

[研修先医療機関名]琉球大学医学部附属病院 第一内科
[研修期間]平成22年08月16日~平成22年08月20日
[研修項目および概要]一般臨床
[研修内容]
○病棟業務
○琉球大学医学部第一内科で、主に上部消化管グループで、検査・治療の見学、介助や病棟回診などを行いました。検査・治療としては、具体的には上下部消化管内視鏡検査、注腸造影検査、内視鏡治療(内視鏡的粘膜下層剥離術/ESD)、小腸内視鏡検査等です。
○琉球大学医学部第一内科で、教授回診、各種カンファランスに参加させていただきました。
○琉球大学医学部で、地域医療ネットワークに関するお話をお伺いしました。具体的には、琉球列島での医療の歴史、医師の派遣状況や沖縄県立中部病院との連携等です。
○琉球大学医学部附属病院で、高圧治療室の見学をさせていただき、治療実績等のお話をお伺いしました。
○沖縄県立宮古病院で、外来見学、各種検査の見学・介助等を行いました。具体的には、上下部消化管内視鏡検査、内視鏡的逆行性胆管膵管造影検査および砕石術(ERCP/EST)等です。また、病棟・ICU回診等を行いました。

≪診療内容・体制≫ ~秋田大学と比べて刺激を受けたり、ユニークと感じた点~

医局員数が多く、研修医からベテランの医師まで熱意を持って協力して臨床・研究・教育されていました。
自分たちも日々協力して日常臨床・研究・教育等に取り組んでいますが、琉球大学の取り組みに刺激を受け、これから更に頑張っていこうという気持になりました。
また、実際に離島医療に携わっている先生方、スタッフの方々とお話し、医療設備について、ヘリコプター等での患者輸送が必要となった場合について、等、現場の生の声をお聞きすることができ、貴重な経験ができました。

≪文化・風土≫ ~地域的な医療、生活の差異を実感した点~

沖縄と秋田では生活習慣、食事、文化等異なる点が多く、疾病頻度も差異がありました。
消化器疾患に関しては、沖縄は胃癌が少ない、とのことで、内視鏡治療件数を比較しても、秋田大学と琉球大学ではだいぶ差があるようでした。
また、琉球列島は離島が多く、それぞれの島でできる医療には限界があり、琉球大学や中部病院を中心としたネットワークが非常に大切だとあらためて考えさせられました。

≪教育・研究≫ ~秋田大学との相違点、印象に残った点~

研究に関しては今回はあまり触れる機会が少なかったですが、琉球大学第一内科では、HIV等の感染症治療にも力を入れて取り組んでいました。
教育に関しては、今回は臨床実習の医学生と一緒に検査見学等する機会しかなかったのですが、学生教育も非常に熱心で、実習生向けのミニ講義も充実しており、臨床見学の機会も多く、また、医学部の実習生も非常に熱心に実習に取り組んでいました。
沖縄出身の学生・スタッフも多く、大学卒業後も地元での就職希望も多いようで、地域に根ざした医療を実感しました。


≪生活≫ ~楽しかった思い出など~

琉球大学第一内科、宮古病院それぞれでスタッフの先生方と懇親会を開催していただき、沖縄の医療の現状など現場の生の声を聞くことができ、大変ためになりました。
秋田と沖縄では医師同士で交流する機会もほとんどなく、今回の研修を期に、人間関係の輪を更に広げることができ、非常に有意義な研修となりました。


≪その他≫

忙しい日常生活の中、医師として、人間として、なかなか広く外に視野を広げることを忘れがちになってしまうことが多く、今回の研修を通して、人間関係の輪を広げることができたのがとてもよかったです。