研修報告⑤ >>> 琉球大学へ行ってきました~内分泌・代謝~

[研修先医療機関名]琉球大学医学部附属病院 第二内科
[研修期間]平成22年07月05日~平成22年07月09日
[研修項目および概要]内分泌・代謝
[研修内容]○病棟業務
[研修内容]○病棟診療の見学
[研修内容]○外来診療の見学
[研修内容]○甲状腺エコーの見学、実施
[研修内容]○糖尿病教室の見学 など


≪診療内容・体制≫ ~秋田大学と比べて刺激を受けたり、ユニークと感じた点~

診療体制に関しては、秋田大学と大きな違いはないように見受けられた。ただ、琉球大学では、総回診のときのカンファとは別に、毎日のチームカンファ、週一回の代謝、内分泌グループカンファを行っており、その患者さんや疾患についてより深く、より広く考える機会が若干多い印象を受けた。
また、内分泌疾患においては、当科より深く診ているという印象であった。
糖尿病領域において現在、非常に注目されているインクレチンの分野に関しては当科がその専門であることもあり、当方よりいくらか進言することが可能であったように思える。
また、今回甲状腺に関する診療を見させていただいた。秋田県は甲状腺学会認定専門医が存在しない数少ない県の一つであるが、その診療に大きな違いはなく、あくまで個人的にではあるが、安堵感を覚えた。
また、今回糖尿病教室を見学させていただける機会もあった。当院における糖尿病教室の問題点として、参加者が特に比較的若い方で少ないことなどが挙げられるが、こちらに関して、琉球大学でも同じであった。この対策として当科では、夜間に開催するなどしているが、琉球大学では、土曜日に開催するなどの対策をされていた。

≪文化・風土≫ ~地域的な医療、生活の差異を実感した点~

沖縄は、日本において先駆けて欧米化が進んだ地域といわれている。したがって沖縄における、代謝分野の重要な問題点として食生活の欧米化による肥満、糖尿病の増加が挙げられ、その結果として過去には長寿日本一であった沖縄も現在では、男性においてその平均寿命が低迷している。こうしたことから、琉球大学において長寿を取り戻そうという意欲が強く感じられた。特に第二内科では糖尿病を扱っていることから診療、研究においてライフスタイル、特に食生活が及ぼす影響に重きを置いている印象を受けた。
これは沖縄だからなのか不明ではあるが、内分泌分野において、多毛を主訴に来院する患者さんが多い印象を受けた。
また、あまり診療内容には関係ないが、患者さんたちの苗字がどれも印象的であり、ある意味最も秋田との差異を感じた。


≪教育・研究≫ ~秋田大学との相違点、印象に残った点~

BSLの学生と先生方が非常によくコミュニケーションをとっている印象を受けた。
当方も学生さん達から診療にまつわる質問や医学的な質問を数多く受けたが、学生さんたちが先生方に気軽に質問できる環境にあるのだということを実感した。
また、研究面では、沖縄におけるライフスタイルと絡めた独創的な研究を行っている点が非常に興味深かった。

≪生活≫ ~楽しかった思い出など~

とにかく今回お世話になった琉球大学第二内科の益崎先生をはじめ、諸先生方、スタッフの方々、コメディカルの方々、BSLの学生さん、皆さんに非常に良くしていただいた。本当に皆さんによくしていただいた一週間であった。したがって、たった1週間であったが、学内、学外を問わず非常にたくさんの思い出が残っている。


≪その他≫

今回の研修は、普段見ることのできない他大学での診療内容を見学し、当科と比較することで、普段の診療がより厚みを増すというメリットがあると考える。また、今回新たに、たくさんの人々と知り合うことができた。もしこうしたことを機に研究分野などにおいて秋田大学と琉球大学が共同で何か新しいことを生み出すことができれば非常にすばらしいことであると考える。