広域アカデミック小児科専門医コース

マーク:TASプログラム

卒後臨床研修を修了した医師を対象とした6年間のコースを基本とする。小児科医としての基礎的・臨床的知識、診療技術の修練により小児科専門医を養成する。のみならず、この間に全員大学院に進学し学位博士(医学)取得をもめざす。一般臨床と平行して臨床研究を行うことにより、リサーチマインドに富んだ臨床医の養成を目標とする。秋田大学および県内連携病院における研修・研究の他に、東京医科歯科大学小児科に3ヶ月ないし1年間出向し、第一線の医療と研究について学ぶコースを設定した。この間に小児科領域に関連する各種サブサペシャリティーとして神経、てんかん、周産期、血液、透析、膠原病、循環器、腎、臨床遺伝分野の医療及び研究に関与し、修練を深めることができる。本コースに則れば、通常卒後5-6年の時点で小児科専門医、6-7年目に学位、8年目にサブサペシャリティー分野の専門医を取得することができる。

コースの概要

広域アカデミック小児科専門医コース

大学病院・医療機関名 診療科 専門分野 指導者数 目的 養成人数 期間
秋田大学医学部附属病院 小児科 小児科 13 一般小児科研修
代謝・内分泌・腎・膠原病・消化器・新生児・神経・心身症・血液腫瘍・循環器領域の専門医研修
3 3年
秋田赤十字病院 小児科 小児科 3 一般小児科研修
新生児・神経領域の専門医研修
1 1-2年
秋田組合総合病院 小児科 小児科 2 一般小児科研修
内分泌・アレルギー領域の専門医研修
1 1-2年
市立秋田総合病院 小児科 小児科 2 一般小児科研修
新生児・神経領域の専門医研修
1 1-2年
中通総合病院 小児科 小児科 2 一般小児科研修
血液腫瘍・循環器領域の専門医研修
1 1-2年
平鹿総合病院 小児科 小児科 3 一般小児科研修
腎・新生児・循環器領域の専門医研修
2 1-2年
由利組合総合病院 小児科 小児科 2 一般小児科研修
腎・神経領域の専門医研修
1 1-2年
仙北組合総合病院 小児科 小児科 1 一般小児科研修
新生児領域の専門医研修
1 1-2年
山本組合総合病院 小児科 小児科 1 一般小児科研修
新生児領域の専門医研修
1 1-2年
東京医科歯科大学医学部附属病院 小児科 小児科 一般小児科研修
血液・免疫・小児癌・小児外科疾患・内分泌・循環器領域の専門医研修
2 3か月-1年
受入人数 3

コースの実績

秋田大学小児科は県内唯一の小児科三次医療機関で、常時35床の入院患者を診療している。全県域から症例が集積される結果、比較的稀な疾患も経験できる。各連携病院は約20床の小児科ベッドを持ち、豊富な症例を経験できる。本コースに則り、例年3から5名が小児科専門医を取得している。さらにサブスペシャリティーとして神経、てんかん、周産期、循環器、腎、透析、リウマチ、遺伝、アレルギーなどの専門医取得実績を持つ。

コースの指導状況

一般病棟、NICU、ICU、一般小児科外来、小児科専門外来、救急外来における診療を通じて、病歴・理学所見・基本的治療方針の立て方、病状や検査・治療の説明の仕方など、小児科専門医として必要不可欠な知識・経験を、指導医・上級医を中心にきめ細かく教育している。複数の小児科専門医からなる共同指導体制をとっている。またサブスペシャリティーとなる専門分野においても、それぞれの専門医が指導に力を注いでいる。

専門医の取得等

学会等名 日本小児科学会
資格名 小児科専門医
資格要件
  • 日本小児科学会会員であり、会員歴が引き続き3年以上、もしくは通算5年以上。
  • 2年間の卒後臨床研修を受け、その後さらに小児科専門医研修施設または専門医研修関連施設で3年以上の小児科臨床研修を受けたもの。
  • 資格認定試験に合格していること。
本コースでは、全員が小児科専門医研修施設で一定の研修を行う。
学会等名 日本小児循環器学会
資格名 小児循環器専門医
資格要件
  • 小児科専門医であること。
  • 5年以上継続して学会会員であること。
  • 卒後8年以上の研修および修練期間を有し,認定修練施設で5年間の小児循環器修練を修了していること。
  • 所定の臨床経験・学術研究業績・学会発表を有すること。
  • 資格認定試験に合格していること。
小児科専門医取得後に日本小児循環器学会修練施設において必要な研修を行う。
学会等名 日本アレルギー学会
資格名 アレルギー専門医
資格要件
  • 認定時に引き続き5年以上日本アレルギー学会の会員である。
  • 基盤学会の専門医(認定医)の認定を受けている。
  • 基本領域の臨床研修を含め通算6年以上の臨床研修歴を要する。
  • 所定の診療実績書の提出(最近5年間)。
  • 所定のアレルギー学業績があること(最近5年間)。
  • 資格認定試験に合格していること。
小児科専門医取得後に学会認定施設において必要な研修を行う。
学会等名 日本周産期・新生児医学会
資格名 周産期(新生児)専門医
資格要件
  • 日本産科婦人科学会,日本小児科学会,日本小児外科学会のいずれかの専門医であること。
  • 3 年以上継続して学会会員であること。
  • 学会の認定施設で1~2年の臨床研修を修了すること。
  • 所定の臨床経験・学術研究業績を有すること。
  • 資格認定試験に合格していること。
小児科専門医取得後に学会認定施設において必要な研修を行う。
学会等名 日本人類遺伝学会 日本遺伝カウンセリング学会
資格名 臨床遺伝専門医
資格要件
  • 日本人類遺伝学会あるいは日本遺伝カウンセリング学会の会員を継続して3年以上。
  • 専門医制度委員会が認定した研修施設において,臨床遺伝学の研修を3年以上行い,認定研修施設に所属する指導医の指導を受けながら,遺伝カウンセリングを含む遺伝医療を実践すること。
  • 遺伝医学に関係した学術活動(論文発表,学会発表等)を有すること。
  • 資格認定試験に合格していること。
小児科専門医取得後に学会認定施設において必要な研修を行う
学会等名 日本小児神経学会
資格名 小児神経専門医
資格要件
  • 基本領域の学会の認定医又は専門医の資格を有する。
  • 5年以上の日本小児神経学会の会員歴を有し、学会が認定した小児神経科専門医研修施設などで診療に従事する。
  • 最近5年間の小児神経学会への参加や発表、小児神経学に関する論文の実績を提出すること。
  • 専門医試験に合格すること。
小児科専門医取得後に学会認定施設において必要な研修を行う。
学会等名 日本てんかん学会
資格名 てんかん臨床専門医
資格要件
  • 5年以上本学会の正会員であること。
  • てんかん診療に従事していること。
  • 所定の臨床経験・学術研究業績・学会発表を有すること。
  • 所定のてんかんに関する論文があること。
  • てんかんの診療に関して5年以上の研修歴を有すること。
小児科専門医取得後に学会認定施設において必要な研修を行う。

コースの流れ

図:広域アカデミック小児科専門医コースの流れ