広域アカデミック精神科専門医コース

マーク:TASプログラム

専門医研修医は、チーフレジデント1名と共に(時にシニアレジデントも加わる)主治医として病棟患者5-10名を受け持つ。外来においては、1年目は週1-2回、初診患者の予診を行い上級医の診察を間近に見て、診察の修 練を行う。また、救急患者への対応や、コンサルテーション・リエゾン活動も研修する。2年目からは実際に主治医として再来患者を受け持つ。基本的には(1)統合失調症、(2)うつ病・躁うつ病、(3)不安障害・心身症、 (4)てんかん、(5)症状性精神障害、(6)認知症を含む器質性精神障害、(7)睡眠障害の患者を一通り受け持ち治療法を修練するが、その上で特定の疾患群についての修練を深めることもできる。研修中に大学院に入学し、最 先端医療の診療・研究に触れることも目標とする。大学院は4年間で修了、博士(医学)取得する。研修期間、個々の研修目的にあわせ、半年から1年程度の期間で複数の関連研修施設での研修を選択できる。卒後6-7年目に 精神保健指定医、精神科専門医が取得できる。

コースの概要

広域アカデミック精神科専門医コース

大学病院・医療機関名 診療科 専門分野 目的 養成人数 期間
秋田大学医学部附属病院 精神科 精神科 精神科医療全般の修得 3 3年
市立秋田総合病院 精神科 精神科 急性期精神科医療、コンサルテーション・リエゾン精神医学 2 2年
緑ヶ丘病院 精神科 精神科 精神科リハビリテーション、地域医療における精神科診療 2 2年
回生会病院 精神科 精神科 精神科リハビリテーション、地域医療における精神科診療 2 2年
中通リハビリテーション病院 精神科 精神科 精神科リハビリテーション、地域医療における精神科診療 2 2年
今村病院 精神科 精神科 精神科リハビリテーション、認知症ケア 1 2年
笠松病院 精神科 精神科 精神科リハビリテーション、アルコール症治療プログラム 1 2年
秋田県立リハビリテーション・精神医療センター 精神科 精神科 精神科救急(特に措置入院症例)、精神科リハビリテーション 3 3年
山本組合総合病院 精神科 精神科 急性期精神科医療、コンサルテーション・リエゾン精神医学 2 2年
東京医科歯科大学医学部附属病院 神経科 精神科 精神科医療全般の修得 3 3年
受入人数 3

コースの実績

大学病院では、精神保健指定医8名・精神科専門医6名の指導のもと、計16名(男性12名、女性4名)(うち大学院4名)(新臨床研修制度施行前8名、平成18年度4名、平成19年度1名、平成20年度3名)の専門医研修医が研修し ている。本コースでは、外来約80名/日、入院病棟36床、入院患者数のべ600名/年、修正型電気けいれん療法50例/年に加え、関連施設において多数の症例で修練できる。

コースの指導状況

診療チームの上級医が、精神科病棟、精神科外来、救急外来、他科病棟(リエゾン活動)における患者診療を介して、精神科面接、病歴や精神的現在症、基本的治療方針の立て方、検査・治療・経過の説明の仕方など、 精神科専門医育成のために、日々きめ細かく指導している。専門的には、睡眠研究チーム、分子生理・時間生物学研究チーム、精神薬理チーム、画像疫学チーム、大学院指導チームなどが各方面から指導している。

専門医の取得等

学会等名 国家資格
資格名 精神保健指定医
資格要件 医師として5年以上、精神科医として3年以上の臨床経験を有すること。
精神保健指定医8名
学会等名 日本精神神経学会
資格名 精神科専門医
資格要件 学会認定の研修施設において、学会の定める研修ガイドラインにより3年以上の研修を終了していること。
学会認定研修施設、精神科専門医6名、学会認定指導医6名
学会等名 日本臨床精神神経薬理学会
資格名 臨床精神神経薬理学専門医
資格要件 3年以上継続して学会員であり、学会所定の精神科または薬理学の研修を終え、所定の学術発表を行っていること。
臨床精神神経薬理学専門医2名、学会認定指導医1名
学会等名 日本老年精神医学会
資格名 老年精神医学専門医
資格要件 医師として7年以上臨床に従事し、関連する領域の指定医あるいは専門医を取得していること。5年以上継続して学会員であり、学会認定の研修施設において、学会の定める研修カリキュラムを終了していること。
学会認定研修施設、学会認定専門医2名
学会等名 日本睡眠学会
資格名 睡眠学専門医
資格要件 医師として5年以上臨床に従事し、うち2年以上学会認定医の指導のもとで睡眠医療に従事していること。3年以上継続して学会員であり、所定の学術発表を行っていること。
学会認定研修施設、学会認定専門医5名

コースの流れ

図:広域アカデミック精神科専門医コースの流れ