広域アカデミック泌尿器専門医養成コース

マーク:TASプログラム

本コースは、泌尿器専門医を養成するとともに、学位 博士(医学)の取得をもめざす5-7年間のコースである。臨床と平行して臨床または基礎研究を行うことにより、科学的な観点から疾病の原因解明や新たな治療法を確立する力 量を有する臨床医の養成を目標とする。秋田大学および県内連携病院における研修および研究の他に、東京医科歯科大学泌尿器科または島根大学泌尿器科に、3ヶ月ないし1年間出向し、第一線の医療と研究について学ぶコースを設 定した。特に本コースの特筆事項は、大学院での研究と並行して
●技術認定医のもとで、多くの泌尿器腹腔鏡手術を経験できる。
●腎移植手術から移植後管理までの総合的な研修を積むことができることである。
卒後5年目に大学院(社会人枠を含む)に入学後、最先端医療の診療・研究を行い学位(博士(医学))を取得し、卒後7年目に泌尿器科専門医、8年目に透析医学会専門医など各々が希望する専門医を取得する。

コースの概要

広域アカデミック泌尿器専門医養成コース

大学病院・医療機関名 診療科 専門分野 指導者数 目的 養成人数 期間
秋田大学医学部附属病院 泌尿器科 泌尿器科 11 一般泌尿器科、泌尿器がん治療専門医研修、腎移植専門医研修、泌尿器腹腔鏡手術技術認定医研修、血液透析専門医研修 3 4年
市立秋田総合病院 泌尿器科 泌尿器科 4 一般泌尿器科、がん治療専門医研修、血液透析専門医研修 1 1年
平鹿総合病院 泌尿器科 泌尿器科 3 一般泌尿器科、泌尿器がん治療専門医研修、泌尿器腹腔鏡手術技術認定医研修、血液透析専門医研修 1 1年
岩手県立胆沢病院 泌尿器科 泌尿器科 3 一般泌尿器科、泌尿器がん治療専門医研修、泌尿器腹腔鏡手術技術認定医研修、血液透析専門医研修 1 1年
秋田赤十字病院 泌尿器科 泌尿器科 3 一般泌尿器科、泌尿器がん治療専門医研修 1 1年
秋田組合総合病院 泌尿器科 泌尿器科 2 一般泌尿器科、泌尿器がん治療専門医研修 1 1年
仙北組合総合病院 泌尿器科 泌尿器科 2 一般泌尿器科、泌尿器がん治療専門医研修、血液透析専門医研修 1 1年
由利組合総合病院 泌尿器科 泌尿器科 2 一般泌尿器科、泌尿器がん治療専門医研修、血液透析専門医研修 1 2年
水戸医療センター 泌尿器科 泌尿器科 2 一般泌尿器科、泌尿器がん治療専門医研修 1 2年
東京医科歯科大学医学部附属病院 泌尿器科 泌尿器科 10 泌尿器専門医研修 2 3ヶ月または1年
島根大学医学部附属病院 泌尿器科 泌尿器科 9 泌尿器専門医研修 2 3ヶ月または1年
受入人数 3

コースの実績

秋田大学医学部泌尿器科には、泌尿器科学会専門医11名(うち指導医5名)、透析医学会専門医5名(うち指導医1名)、泌尿器科腹腔鏡技術認定医2名、腎臓指導医1名、臨床腎移植学会認定医3名、癌治療学会暫定教育医4名が在籍し ており、一般泌尿器科のみならず腹腔鏡手術、腎移植などの最先端の技術も習得できる。現在、本コースに、3名の大学院生が在籍している。

コースの指導状況

臨床では、診療チームの指導医が患者への対処法をきめ細かく指導している。毎週2-3回開かれる症例検討会では、泌尿器専門医としての問題解決能力の向上を図り、積極的な手術への参画や実際の血液浄化療法の実施により、 知識と技術を習得させている。また、大学院指導においては、医学博士を有する11名の指導医が、各々の研究分野における最新の研究に沿ったテーマを与えて、研究の指導を行っている。

専門医の取得等

学会等名 日本泌尿器科学会
資格名 泌尿器科専門医
資格要件 卒後臨床権研修(2 年)終了後の 4 月から 6 月の間に、研修施設と日本泌尿器科学会の専門医制度審議会に「研修開始宣言」を行ない、専門研修を開始する。泌尿器科専門医認定に必要な研修期間は、卒後臨床研修 2 年に泌尿器科 専門医研修 4 年を加えた計 6 年間。
専門医基幹教育施設、泌尿器科学会専門医11名、泌尿器科学会指導医5名。全ての研修施設は、基幹施設または教育施設に指定されており、全ての研修期間が専門医研修として認められるよう配慮している。
学会等名 日本透析医学会
資格名 透析医学会専門医
資格要件 日本内科学会および日本外科学会において定められたいずれかの認定医または、専門医、日本泌尿器科学会および日本小児科学会において定められたいずれかの専門医、もしくは日本麻酔学会において定められた指導医の資格を有 し、臨床経験5年以上を有すること。認定施設または教育関連施設において通算5年以上。
日本透析医学会認定施設、日本透析医学会評議員、透析医学会専門医5名、透析医学会指導医1名。透析医学会専門医の取得を希望するものには、関連施設での研修においても、認定施設での研修を重点的に行う。
学会等名 日本泌尿器科学会/日本Endourology・ESWL学会
資格名 泌尿器腹腔鏡技術認定医
資格要件 泌尿器科専門医を取得しており、主たる術者として20例の腎または副腎摘除術の経験を有する。
泌尿器腹腔鏡技術認定医3名。その他関連施設に4名。研修期間中に相当数の泌尿器科腹腔鏡手術の経験を得ることが可能である。
学会等名 日本腎臓学会
資格名 腎臓専門医
資格要件 内科学会認定内科医、小児科学会認定医、外科学会専門医、泌尿器科学会専門医のいずれかの資格を有し、日本腎臓学会が指定する研修施設における研修3年以上。
日本腎臓学会研修施設、腎臓専門医1名。
学会等名 日本臨床腎移植学会
資格名 腎移植認定医
資格要件 内科系は通算1年以上、外科系は通算3年以上の腎移植医療の臨床修練を行い、必要な経験と学識技術を修得し、かつ医療倫理を尊守していること。
腎移植認定医3名。
学会等名 がん治療認定医機構
資格名 がん治療認定医
資格要件 所属する基本領域の学会の認定医又は専門医の資格を有すること。機構の定める認定研修施設において,機構の定めるがん治療研修を終了し,指導責任者(当機構暫定教育医または認定医)による証明がなされていること。
日本がん治療認定医機構認定研修施設、暫定教育医4名。

コースの流れ

図:広域アカデミック泌尿器専門医養成コースの流れ