アカデミック呼吸器専門医コース

マーク:TASプログラム

本コースは、呼吸器専門医を養成するとともに、学位(博士(医学))の取得をめざす、6年間のコースを基本とする。全員大学院(社会人枠を含む)に入学し、一般臨床と平行して臨床研究を行うことで、研究意欲を持った臨床医の養成を目標とする。秋田大学および県内連携病院における研修および研究の他に、東京医科歯科大学呼吸器内科に、3ヶ月ないし1年間出向し、第一線の医療と研究について学ぶ。呼吸器専門医とともに、アレルギー、気管支内視鏡、総合内科等の専門医、ICDの取得を目指す研修コース、さらに禁煙指導、呼吸リハビリ、緩和医療の専門研修を個々の希望・目的にあわせた関連研修施設(ホスピス病棟も含む)での研修を選択する。卒後3-4年目に内科認定医、6-7年目に内科専門医、呼吸器専門医、アレルギー専門医、気管支鏡専門医などが取得できる。さらに、研修中に大学院に入学し、呼吸器疾患病態の究を行い、博士号を取得する。

コースの概要

アカデミック呼吸器専門医コース

大学病院・医療機関名 診療科 専門分野 指導者数 目的 養成人数 期間
秋田大学医学部附属病院 第二内科 呼吸器内科 4 呼吸器疾患全般の研修・ アレルギー専門医研修・ 肺癌標準治療研修・総合内科専門医研修・気管支鏡専門医研修・老年医学専門医研修・ ICD養成研修・禁煙認定指導者養成 1 3年
秋田赤十字病院 呼吸器科 呼吸器内科 2 呼吸器疾患全般・気管支鏡研修・がん薬物療法専門医研修・感染症専門医研修・ICD養成研修・老年医学専門医研修 1 1~2年
市立秋田総合病院 呼吸器内科 呼吸器内科 3 呼吸器疾患全般・気管支鏡研修・肺癌標準治療研修・総合内科専門医研修・感染症専門医研修・救急研修・呼吸リハ研修 1 1~2年
秋田組合総合病院 呼吸器内科 呼吸器内科 2 呼吸器疾患全般・気管支鏡研修・肺癌標準治療・感染症専門医研修・総合内科専門医研修・禁煙認定指導者養成 1 1~2年
平鹿総合病院 第二内科 呼吸器内科 2 呼吸器疾患全般・気管支鏡研修・肺癌標準治療・総合内科専門医研修・救急研修 1 1~2年
外旭川病院 内科 呼吸器内科 3 呼吸器研修・緩和医療、ホスピス研修・禁煙認定指導者養成 1 1~2年
受入人数 1

コースの実績

秋田大学呼吸器内科では外来約60名/日、入院病棟25床、気管支鏡検査年200例、剖検年10例の実績があり、全県より症例が集積され比較的稀な疾患も経験できる。関連施設の症例が多数修練できる。各連携病院は30床以上の呼吸器専用ベッドを持ち、豊富な症例を経験できる。現行の呼吸器内科専門研修による呼吸器専門医取得者は9名である。さらに、アレルギー、がん薬物療法、総合内科の各専門医、ICD取得の実績がある。

コースの指導状況

大学病院および連携病院の指導医が、一般病棟、CCU、ICU、呼吸器一般外来、化学療法外来、救急外来における患者診療を介して、画像診断、呼吸機能検査、気管支内視鏡検査、心臓超音波検査などによる診断技術の習得と、各種感染症に対する抗生剤の選択、肺癌治療・緩和医療、喘息・COPDに対する薬物療法、呼吸管理の基本とその実践など、呼吸器専門医育成のため必須の事項をきめ細かく指導している。

専門医の取得等

学会等名 日本内科学会
資格名 認定内科医
資格要件
  • 次記のa、bのいずれかに該当する内科研修歴を有し、内科全般の研修を修了した者
    1. 臨床研修2年+本会が認定した教育病院(内科臨床大学院含む)での内科研修1年以上=計3年以上
    2. 臨床研修2年+本会が認定した教育関連病院での内科研修1年以上=計3年以上
  • 資格認定試験合格
日本内科学会認定教育施設 指導医3名
学会等名 日本呼吸器学会
資格名 呼吸器専門医
資格要件
  • 日本内科学会認定内科医資格を取得した年度も含めて3年以上継続して日本呼吸器学会の会員である。
  • 日本呼吸器学会専門医制度規則において認定された認定施設において、日本呼吸器学会所定の研修カリキュラムに従い日本内科学会認定内科医資格を取得した年度も含めて3年以上、呼吸器病学の臨床研修を行い、これを終了した者。
  • 非喫煙者である。
  • 資格認定試験合格
日本呼吸器会認定教育施設 指導医2名 専門医3名
学会等名 日本アレルギー学会
資格名 アレルギー専門医
資格要件
  • 認定時に引き続き5年以上日本アレルギー学会の会員である。
  • 基盤学会の専門医(認定医)の認定を受けている。
  • 基本領域の臨床研修を含め通算6年以上の臨床研修歴を要する。この研修歴6年のうち、通算3年以上は日本アレルギー学会認定教育施設等において、指導医または専門医のもとでの、所定のカリキュラムに従ったアレルギー学の臨床研修を要する。
  • 最近の5年間に自ら診療しているアレルギー疾患患者40名分の診療実績書の提出。
  • 最近の5年間に所定のアレルギー学業績が50単位以上ある。
  • 資格認定試験合格。
日本アレルギー学会認定教育施設 指導医2名 専門医2名
学会等名 日本呼吸器内視鏡学会
資格名 気管支鏡専門医
資格要件
  • 申請時において計5年以上日本呼吸器内視鏡学会会員である。
  • 認定施設、又は別に定める関連認定施設の指導医のもとで、所定のカリキュラムを修了し、気管支鏡専門医としての技能及び経験を有している。
  • 資格認定試験合格。
日本呼吸器内視鏡学会認定教育施設 指導医1名 専門医1名
学会等名 日本臨床腫瘍学会
資格名 がん薬物療法専門医
資格要件
  • 申請時点で2年以上継続して日本臨床腫瘍学会会員である。
  • 申請時において5年以上がん治療に関する研究活動を行っていること、および癌治療に関する十分な業績がある。
  • 研修認定施設において所定の研修カリキュラムに従い、2年以上臨床研究を行いこれを終了した者。
  • 各科の基本となる学会の認定あるいは専門医の資格を有している。
  • 資格認定試験合格。
日本臨床腫瘍学会認定研修施設
学会等名 日本内科学会
資格名 総合内科専門医
資格要件
  • 現在認定内科医と認定されている者で、申請時連続して3年以上の日本内科学会会員歴を有し、次のa, bのいずれかに該当する内科研修歴を有する。
    1. 認定内科医資格取得後、本会が認定した教育病院での内科研修1年以上+本会が認定した教育関連病院での内科研修2年以上=計3年以上(計3年以上のうち、最低でも1年以上は日本内科学会が認定した教育病院での内科研修が必要である)
    2. 認定内科医資格取得後、本会が認定した教育関連病因での内科研修5年以上
  • 資格認定試験合格
日本内科学会認定教育施設 指導医3名
学会等名 日本感染症学会
資格名 感染症専門医
資格要件
  • 基本領域学会専門医(認定医)に認定されている。
  • 感染症の臨床修練を積んでいる。
    1. 基本領域学会の研修年限を含めて感染症学の研修を6年以上行っている。
    2. その内、3年間は指定した研修施設で、別に定めるカリキュラムに基づいて研修を行っていることを原則とする。
  • 感染症の臨床に関して、筆頭者としての論文発表1篇、学会発表2篇、計3篇ある。
  • 日本感染症学会会員歴5年以上。
  • 資格認定試験合格。
学会等名 ICD制度協議会
資格名 Infection Control Doctor
資格要件
  • ICD制度協議会に加盟しているいずれかの学会の会員である。
  • 医師歴が5年以上の医師または博士号を取得後5年以上のPhDで、病院感染対策に係わる活動実績があり、所属施設長の推薦がある。
  • 所属学会からの推薦がある。
学会等名 日本老年医学会
資格名 老年病専門医
資格要件
  • 日本国の医師免許証を有し,医師としての人格及び見識を備えている。
  • 申請時において継続3年以上本学会の会員である。
  • この規則により認定される認定施設において,日本内科学会認定医資格を取得後,3年以上の期間にわたって,本規則に規定する研修カリキュラムに従って,老年病学臨床研修を終了したもの。
  • 専門医試験合格。
日本老年医学会認定教育施設 指導医1名 専門医1名

コースの流れ

図:アカデミック呼吸器専門医コースの流れ