消化器外科専門医養成コース

マーク:NARプログラム

消化器外科専門医は外科専門医のサブスペシャルティであり、まず、外科専門医をする。このためには一般外科、消化器外科、小児外科、胸部外科、心臓血管外科に拘る基礎症例を経験することが必要となるため、関連医療機関ならびに大学内の小児外科、呼吸器外科、心臓血管外科もローテートし、症例経験を蓄積する。その後、消化器外科専門医研修医は、診療チームに配属され、主治医として病棟患者5-10名を受け持つ。研修期間、個々の研修目的にあわせ、数ヶ月から1年程度の期間で複数の関連研修施設での研修を選択できる。希望に応じて、(1)内視鏡外科、(2)肝胆膵外科、(3)癌の化学療法、などを修練できる(選択可能)。卒後6-8年目に外科専門医、8年目以降に消化器外科専門医が取得できる。これらの資格の取得は、がん治療認定医、内視鏡外科技術認定医や肝胆膵外科技術認定医の取得に繋げられる。

消化器外科専門医養成コース

コースの概要

消化器外科専門医コース

( )内は1年目一般外科研修
大学病院・医療機関名 診療科 専門分野 指導者数 目的 養成人数 期間
秋田医学部附属病院 第一外科 消化器外科 8 一般外科疾患全般の研修・消化器外科専門医研修・内視鏡外科技術認定医研修・肝胆膵高度技能医研修・がん治療認定医機構認定医研修 3 3年
秋田赤十字病院 外科 一般外科 2 腹部消化器外科一般の基礎技術修練・消化器外科専門医研修・がん治療認定医機構認定医研修 2 2(1)年
中通総合病院 外科 一般外科 2 腹部消化器外科一般の基礎技術修練・消化器外科専門医研修・内視鏡外科技術認定医研修・がん治療認定医機構認定医研修 2 2(1)年
市立横手病院 外科 一般外科 2 腹部消化器外科一般の基礎技術修練・内視鏡外科技術認定医研修・消化器外科専門医研修 1 2(1)年
本荘第一病院 外科 一般外科 2 腹部消化器外科一般の基礎技術修練・消化器外科専門医研修・内視鏡外科技術認定医研修 1 2(1)年
山本医師会病院 外科 一般外科 2 腹部消化器外科一般の基礎技術修練・消化器外科専門医研修・内視鏡外科技術認定医研修 1 2(1)年
秋田組合総合病院 外科 一般外科 2 腹部消化器外科一般の基礎技術修練・消化器外科専門医研修 1 2(1)年
新潟大学医歯学総合病院 第一外科 消化器外科
乳腺外科
内分泌外科
12 一般外科疾患全般の研修・消化器外科専門医研修・内視鏡外科技術認定医研修・肝胆膵高度技能医研修・がん治療認定医機構認定医研修 3 1年
琉球大学医学部附属病院 第一外科 消化器外科 9 一般外科疾患全般の研修・消化器外科専門医研修・内視鏡外科技術認定医研修・肝胆膵高度技能医研修・がん治療認定医機構認定医研修 3 1年
受入人数 3

肝胆膵高度技能医コース

( )内は1年目一般外科研修
大学病院・医療機関名 診療科 専門分野 指導者数 目的 養成人数 期間
秋田医学部附属病院 第一外科 消化器外科 8 一般外科疾患全般の研修・消化器外科専門医研修・内視鏡外科技術認定医研修・肝胆膵高度技能医研修・がん治療認定医機構認定医研修 2 3年
秋田赤十字病院 外科 一般外科 2 腹部消化器外科一般の基礎技術修練・消化器外科専門医研修・がん治療認定医機構認定医研修 2 2(1)年
中通総合病院 外科 一般外科 2 腹部消化器外科一般の基礎技術修練・消化器外科専門医研修・内視鏡外科技術認定医研修・がん治療認定医機構認定医研修 2 2(1)年
秋田組合総合病院 外科 一般外科 2 腹部消化器外科一般の基礎技術修練・消化器外科専門医研修 1 2(1)年
新潟大学医歯学総合病院 第一外科 消化器外科
乳腺外科
内分泌外科
12 一般外科疾患全般の研修・消化器外科専門医研修・内視鏡外科技術認定医研修・肝胆膵高度技能医研修・がん治療認定医機構認定医研修 2 1年
琉球大学医学部附属病院 第一外科 消化器外科 9 一般外科疾患全般の研修・消化器外科専門医研修・内視鏡外科技術認定医研修・肝胆膵高度技能医研修・がん治療認定医機構認定医研修 2 1年
受入人数 2

内視鏡外科技術認定医コース

( )内は1年目一般外科研修
大学病院・医療機関名 診療科 専門分野 指導者数 目的 養成人数 期間
秋田医学部附属病院 第一外科 消化器外科 8 一般外科疾患全般の研修・消化器外科専門医研修・内視鏡外科技術認定医研修・肝胆膵高度技能医研修・がん治療認定医機構認定医研修 2 3年
秋田赤十字病院 外科 一般外科 2 腹部消化器外科一般の基礎技術修練・消化器外科専門医研修・がん治療認定医機構認定医研修 2 2(1)年
中通総合病院 外科 一般外科 2 腹部消化器外科一般の基礎技術修練・消化器外科専門医研修・内視鏡外科技術認定医研修・がん治療認定医機構認定医研修 2 2(1)年
市立横手病院 外科 一般外科 2 腹部消化器外科一般の基礎技術修練・内視鏡外科技術認定医研修・消化器外科専門医研修 1 2(1)年
本荘第一病院 外科 一般外科 2 腹部消化器外科一般の基礎技術修練・消化器外科専門医研修・内視鏡外科技術認定医研修 1 2(1)年
山本医師会病院 外科 一般外科 2 腹部消化器外科一般の基礎技術修練・消化器外科専門医研修・内視鏡外科技術認定医研修 1 2(1)年
秋田組合総合病院 外科 一般外科 2 腹部消化器外科一般の基礎技術修練・消化器外科専門医研修 1 2(1)年
新潟大学医歯学総合病院 第一外科 消化器外科
乳腺外科
内分泌外科
12 一般外科疾患全般の研修・消化器外科専門医研修・内視鏡外科技術認定医研修・肝胆膵高度技能医研修・がん治療認定医機構認定医研修 2 1年
琉球大学医学部附属病院 第一外科 消化器外科 9 一般外科疾患全般の研修・消化器外科専門医研修・内視鏡外科技術認定医研修・肝胆膵高度技能医研修・がん治療認定医機構認定医研修 2 1年
受入人数 2

がんプロフェッショナル養成コース

( )内は1年目一般外科研修
大学病院・医療機関名 診療科 専門分野 指導者数 目的 養成人数 期間
秋田医学部附属病院 第一外科 消化器外科 8 一般外科疾患全般の研修・消化器外科専門医研修・内視鏡外科技術認定医研修・肝胆膵高度技能医研修・がん治療認定医機構認定医研修 2 3年
秋田赤十字病院 外科 一般外科 2 腹部消化器外科一般の基礎技術修練・消化器外科専門医研修・がん治療認定医機構認定医研修 2 2(1)年
中通総合病院 外科 一般外科 2 腹部消化器外科一般の基礎技術修練・消化器外科専門医研修・内視鏡外科技術認定医研修・がん治療認定医機構認定医研修 2 2(1)年
山本医師会病院 外科 一般外科 2 腹部消化器外科一般の基礎技術修練・消化器外科専門医研修・内視鏡外科技術認定医研修 1 2(1)年
秋田組合総合病院 外科 一般外科 2 腹部消化器外科一般の基礎技術修練・消化器外科専門医研修 1 2(1)年
新潟大学医歯学総合病院 第一外科 消化器外科
乳腺外科
内分泌外科
12 一般外科疾患全般の研修・消化器外科専門医研修・内視鏡外科技術認定医研修・肝胆膵高度技能医研修・がん治療認定医機構認定医研修 2 1年
琉球大学医学部附属病院 第一外科 消化器外科 9 一般外科疾患全般の研修・消化器外科専門医研修・内視鏡外科技術認定医研修・肝胆膵高度技能医研修・がん治療認定医機構認定医研修 2 1年
受入人数 2

外科専門医コース

( )内は1年目一般外科研修
大学病院・医療機関名 診療科 専門分野 指導者数 目的 養成人数 期間
秋田医学部附属病院 第一外科 消化器外科 8 一般外科疾患全般の研修・消化器外科専門医研修・内視鏡外科技術認定医研修・肝胆膵高度技能医研修・がん治療認定医機構認定医研修 3 3年
秋田赤十字病院 外科 一般外科 2 腹部消化器外科一般の基礎技術修練・消化器外科専門医研修・がん治療認定医機構認定医研修 3 2(1)年
中通総合病院 外科 一般外科 2 腹部消化器外科一般の基礎技術修練・消化器外科専門医研修・内視鏡外科技術認定医研修・がん治療認定医機構認定医研修 2 2(1)年
市立横手病院 外科 一般外科 2 腹部消化器外科一般の基礎技術修練・内視鏡外科技術認定医研修・消化器外科専門医研修 1 2(1)年
本荘第一病院 外科 一般外科 2 腹部消化器外科一般の基礎技術修練・消化器外科専門医研修・内視鏡外科技術認定医研修 1 2(1)年
山本医師会病院 外科 一般外科 2 腹部消化器外科一般の基礎技術修練・消化器外科専門医研修・内視鏡外科技術認定医研修 1 2(1)年
秋田組合総合病院 外科 一般外科 2 腹部消化器外科一般の基礎技術修練・消化器外科専門医研修 1 2(1)年
新潟大学医歯学総合病院 第一外科 消化器外科
乳腺外科
内分泌外科
12 一般外科疾患全般の研修・消化器外科専門医研修・内視鏡外科技術認定医研修・肝胆膵高度技能医研修・がん治療認定医機構認定医研修 3 1年
琉球大学医学部附属病院 第一外科 消化器外科 9 一般外科疾患全般の研修・消化器外科専門医研修・内視鏡外科技術認定医研修・肝胆膵高度技能医研修・がん治療認定医機構認定医研修 3 1年
受入人数 3

コースの実績

秋田大学第一外科では、消化器外科専門医4名の指導のもと、新臨床研修制度施行前の5名が研修している。本コースでは、入院病棟31床で約70%が癌手術、年間約40例の胃癌手術、60例の大腸癌手術、90例の肝胆膵癌手術の症例修練ができる。外科専門医取得のために一般病院での研修では不足になりがちな、肝臓、食道、心臓、小児外科の手術症例数も大学病院内のそれぞれの診療科の連携によって十分に充足されている。

コースの指導状況

患者診療を介して、病歴・理学所見・基本的治療方針の立て方、病状や検査・治療の説明の仕方など、消化器外科専門医育成のために、日々きめ細かく指導している。手術技術の習得のためには術中のみならず、録画ビデオにより繰り返し操作の復習ができる体制を構築しており、それによる検討会も行っている。また、消化器外科医としての診断能力の向上の為に、消化器内科医や画像診断医、病理医との合同検討会も開催されている。

専門医の取得等

学会等名 日本外科学会
資格名 外科専門医
資格要件 修練開始登録後満4年以上経た段階で予備試験(筆記試験)。予備試験に合格後、修練開始後満5年以上経て、規定の修練をすべて経験した段階で認定試験(面接試験)を受験し、外科専門医として認定(有効期間:5年)。認定試験の受験申請時には日本外科学会の会員であることが必要。修練実施計画に則り、本会指定施設または関連施設において、最低350例の手術、術者として規定の症例120例を経験していること。筆頭者として、学会から適当と認められた学術集会または学術刊行物に、研究発表または論文発表をしていること。
日本外科学会外科専門医制度修練施設、日本外科学会評議員 1名、指導医4名、専門医8名
学会等名 日本消化器外科学会
資格名 消化器外科専門医、消化器がん外科治療認定医
資格要件 日本外科学会外科専門医であること。継続3年以上日本消化器外科学会会員であること。臨床研修終了後,指定修練施設において所定の修練カリキュラムに従い,通算5年間以上の修練を行っていること。専門医修練カリキュラムに示された手術については,指定修練施設における修練期間中に手術難易度・到達度別必須症例及び必須主要手術の術者としての規定例数を含む450例以上の経験を必要とする。消化器外科に関する筆頭者としての研究発表を6件以上(論文3編を含む)とし,対象となる業績は,定められた「医学雑誌」及び「学会の学術集会(総会・大会:地方会は除く)」に発表されたもの。申請までの期間に本会総会に1回以上及び本会教育集会の全6領域に出席し,受講証によって証明できるもの。
日本消化器外科学会専門医制度指定修練施設(認定施設)、指導医2名、専門医4名、 消化器がん外科治療認定医 3名
学会等名 日本肝胆膵外科学会
資格名 肝胆膵外科高度技能医
資格要件 修練施設において高度技能指導医または高度技能医の指導の下で、連続した3年以上7年以内(申請日前年の12月31日まで)に細則に定める手術経験を有する。高度技能医認定審査申請時において消化器外科専門医かつ日本肝胆膵外科学会評議員であること。日本肝胆膵外科学会の定める所定の教育プログラムを受講していること。
日本肝胆膵外科学会高度技能医制度修練施設、日本肝胆膵外科学会評議員1名、高度技能医資格認定委員会委員、高度技能指導医1名
学会等名 日本内視鏡外科学会
資格名 内視鏡外科技術認定医
資格要件 申請時に日本内視鏡外科学会会員であること。第1診療科群に属する領域の専門医取得以後、2年以上内視鏡外科の修練を行っていること。あるいは消化器・一般外科領域で指定する専門医であること。消化器・一般外科領域の主要な内視鏡下手術を独立した術者として遂行できる技量を持っていること。日本内視鏡外科学会ならびに関連学会が主催する、あるいはこれら学会が公認あるいは後援する内視鏡外科に関する教育セミナーに参加していること。
学会等名 日本がん治療認定医機構
資格名 がん治療認定医
資格要件 基本領域の学会の認定医又は専門医の資格を有すること。機構の定める認定研修施設において,機構の定めるがん治療研修を終了し,指導責任者(当機構暫定教育医または認定医)による証明がなされていること。業績基準に挙げる学会においてがん診療についての業績2件(予備を含め5件まで申請可、共同演者も可)学会発表を有すること。業績基準に挙げる学術雑誌または学術図書に掲載されたがん診療についての業績1件(予備を含め3件まで申請可、共著でも可)を有すること。機構が開催する教育セミナーに参加し,受講後に行われる認定試験に合格していること。機構の開催する教育セミナー参加(必須 10単位)を含めて、機構が定める学会への学術集会参加や教育セミナー参加を含めて合計20単位以上取得していること。
日本がん治療認定医機構認定研修施設、暫定教育医6名、がん治療認定医1名。

コースの流れ

図:消化器外科専門医養成コースの流れ